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2015年2月28日土曜日

Panera Bread Company (PNRA) 銘柄紹介 --ミズーリ州のパン屋さん、米国のコメダ珈琲店を見つけました!

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2年ほど前から米国株を増やしていく投資戦術をとっているのですが、配当は出さない会社はなかなか紹介する機会がありませんでした。
米国株を購入する戦術内容としては主に2つあって、
  • 安定していて、高配当の年金銘柄を保有する
  • 10倍くらいになるようないわゆる小型成長株を保有する
です。

このパネラ・ブレッドは小型成長株として購入したものですが、小型成長株を一定量保有するという戦術の銘柄はほとんど配当を出す会社がありません。ですので、これまでもなかなか記事にできなかったのですが、これから少しずつ紹介できたらと思っています。

今回は、米国のコメダ珈琲、Panera Bread Company (PNRA)、パネラ・ブレッドを紹介します。

パネラ・ブレッドのホームページはこちら

お店の様子は、いくつかのブログでレポートが書かれていますので、紹介します(勝手にリンクを貼らせて頂きました)。
なかなかいいでしょ。名古屋の「コメダ珈琲店」に似ています。クオリティーが高いところとゆっくりできるところ。サービス内容は米国的なシアトル系とも一線を画しています。

まずは、パネラ・ブレッドのPLとキャッシュフローから。
売上、粗利とも順調のようです。ミズーリ州が本拠地のようですが、すでに店舗展開を幅広く行っています。
キャッシュフローは、小さい会社なので安定はしていませんが、本業から得たキャッシュの出し口は主に設備投資となっています。多店舗展開中なので当然ですね。得たキャッシュフロー(純利+減価償却費分)の約半分を設備投資に回していて、バランスは良いと思います。

設備投資となると借入金やその利払が気になりますが、それは次回に紹介します。



なお、コメダ珈琲店は2016年に上場予定のようですが、
コメダ珈琲店、上場で露呈した快進撃のピーク 大株主、成長限界察知し株式売り抜け狙う

また、こんなサイトも見つけました。
コメダ珈琲が上場!コメダコーヒー株のIPOをゲットする方法!

コメダ珈琲店上場の件はまた別で記事にできればと思っています。

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2015年2月27日金曜日

米国市場の歴史から見る物価上昇と株価の関係 --インフレに強い資産を持つには

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ずっと前の記事になりますが、株式投資がインフレ対策にもなることを話しました(「株式投資 ジェレミー・シーゲル著」 再読 --古典中の古典。投資をされる方は必読の書です!株式投資の圧倒的リターンを証明)。

下記の、シーゲル先生の図を見て欲しいのですが、図は1802年から2003年までの約200年間で、米ドルの1ドルを投資していた場合、株式と長期国債、短期国債、金、現金でどれくらいリターンが違うか示したものです。
  • 現金の1ドルはなんと7セント(百分の7)に。
  • 金はとんとん
  • 国債は短期が約300倍と、長期が約1000倍。
  • 株式は、なんとなんと60万倍!
資本主義は基本的に物価が上がっていくシステムですが、いかにその効果が強く、キャッシュは急速に購買力を失っていくことが分かります。金などのコモディティは、たしかにモノそのものですので、物価と一緒に上がっていって約1倍というのも納得です。
逆に株式は圧倒的なパフォーマンスで投資の王道という感じです。株式がインフレや物価高騰に強い理由は、会社というのはそもそも利益を出すために存在していますので、仕入れが高騰していても価格に転嫁して生き残ろうとします。

シーゲル先生の図は、この当然の理由が証明されているグラフと言えます。

さて、今回は、「米国市場の平均PER --米国株はいま買いどきか?」の回でつかったシラー教授のサイト↓
http://aida.econ.yale.edu/~shiller/data.htm
のデータを使い、1871年から2014年までの株価指数と消費者物価指数(CPI)の関係をグラフ化してみました。横軸が時間で、縦軸は各々指数となっています。縦軸は対数表示です。

2つともだいたい直線的に上がっていっているイメージでしょうか?(縦軸が対数なので実際は指数関数的に上がっていますが)

この期間には、大暴落や第2次世界大戦、ITバブル、リーマン・ショックなどなどがありましたが、経済活動や資本主義はそんなことを乗り越えていって成長していっているのが分かりますね。


長期的に見て株式を持つのは有利な戦略です。倒産リスク等々、数々のリスクは有りますが、うまくコントロールして、資産を増やしていきたいものですね。

追伸:
株式が60万倍になったと言っても、150年生きられる人はいませんので、そこのところは各自考えてください。ヽ(^o^)丿

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2015年2月26日木曜日

「ウォール街のランダム・ウォーカー―株式投資の不滅の真理」再読 --サルがダーツを投げて選んだポートフォリオが強い理由

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当書籍は、株式投資をされる方は絶対に読まなければいけない書籍です(ちょっと言い過ぎかな)。バートン・マルキール著の歴史的書籍となります。

今回は、株式投資に関する重要なキーワードを織り混ぜながら、書評をしていきたいと思います。

まず、なぜ読まなければいけないか?
株式市場は、非常に効率的であるということから始まります。このことを「効率的市場仮説」といいます。私が先日書評をした、「「アメリカの高校生が学ぶ経済学 原理から実践へ」読了 --経済学の基礎が網羅されている教科書。米国の高校生、恐るべし」というアメリカの高校生向けの教科書にも載っている有名な仮説です。
内容としては、市場というのは非常に効率的であるため、市場の値付けに歪みがあっても市場参加者がすぐに気づいて適正な価格にしてしまうというものです。これにより、一生懸命銘柄分析をしても、「猿がダーツを投げて決めたポートフォリオ」にも勝てないというものです。

このことは非常に重要な事柄を含んでいます。極端な言いかたをすると、株式投資は考えてやるだけ無駄とも捉えることができます。

この絶望的な仮説の提示に一番マッチする方法は市場全体を買うこと。このことを「パッシブ運用」といいます。対となる言葉は、「アクティブ運用」です。
パッシブでの運用をする投資方法としては、「インデックスファンド」や「ETF」のように、市場の銘柄を全部買い、市場平均の運用利回りを狙うファンドがあります。確かに、株式会社は資本主義の経済成長に伴って成長が前提のシステムですし、資本主義で自然に起こるインフレにも強いシステムです。ですから、市場全体を買いリスクを低減させながら、資本主義の成長を享受するのは非常に合理的な方法だと思います。ですのであまり詳しく勉強する時間もない人は、確かにインデックスでも買っておけ、となるのです。
一方、アクティブな運用は、テーマ性などを持って運用される、エネルギー株オープンなどのファンドがあります。アクティブ運用は、マクロ的なテーマから銘柄を選んでいく「トップダウンアプローチ」のファンドと、各銘柄の「ファンダメンタルズ」を分析して積み上げていく「ボトムアップアプローチ」があります。このように投資テーマや投資スタンスを持って投資を進め、市場平均以上のリターンを狙う投資がアクティブ投資となります。

結局のところ、当書籍はアクティブ運用をほぼ否定しているわけで、世の中の投資をしている、もしくは投資を生業としている人々を真っ向否定していることになります。
この仮説は一部で無理があって完璧ではないのですが、ほとんどのところで成り立つので、もし株式投資をやるにもこの本の内容を踏まえて実行しなければなりません。

ちなみに、ちょっと前に書評をした、「「超・株式投資」 読了 --効率的市場仮説を日本人が再検証、さらに有利なオプション取引をエビデンスを通じて示唆した良書」でも著者はパッシブ運用を推奨しています。それくらい、アクティブ運用、つまり普通の株式投資は利を得るのが難しいということですね。

私の場合は、十分にパッシブ運用の有用性を理解した上で、
  • 欲を制御すること
  • 逆に欲望と絶望が渦巻く暴落時に勇気を持って買い進めること
  • 買い進めるべき会社は、Fair Valueがきちんとある企業を選別すること
を基本的な戦術としています。この戦術でリスクを下げながら、リターンを狙おうと思っているのですが、まぐれかどうか知れませんが、今のところ市場平均を上回る成績となっています。ちょっと前の記事、「ポートフォリオリスク --リスクとリターンの関係を見える化して分かる3つのこと、教訓」で書きましたが、私の平均リターンは、月間平均リターンは2.13%、複利の年運用率はだいたい16%です。標準偏差も市場平均か少し低いくらいです。

今後、どうなるかわかりませんが、運命的に負けるときは負けます。そういう時もあるでしょう。
このことをきちんと理解して投資に臨みましょう。欲張らず、無理をせず進めましょう。先日、盛者必衰について記事「街角経済8-1 沙羅双樹の花の色を見てきた --投資は「盛者必衰の世界」であることをきちんと認識しようヽ(´ー`)ノ」を書きましたが、謙虚に欲張らず進めていくのが非常に大事だと思う今日此の頃です。

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2015年2月22日日曜日

Abbott Laboratories (ABT)3 配当が出ました --予想配当利回り2.10%の米国の製薬会社

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アボット・ラボラトリーズ社 Abbott Laboratories (ABT)の第4四半期の配当が出ました。
アボット・ラボラトリーズは製薬業界で、2013年時点で32位の会社です。創業は1888年で、125年以上の伝統ある会社です。


現在のところ、配当利回りは2.10%、PER31.30とそれほど割安ではありません。米国株式市場の好調さにあいまって、株価が右肩上がりで上昇していますのでまだ買い時ではないかもしれません。

今回は、財務状況を確認します。
キャッシュフローの滝チャートは前回配当が出た時の記事「Abbott Laboratories (ABT)2 配当が出ました --40年連続で増配する米国の偉大な医薬品企業」を参考にして下さい。

まずは、収益性。右の軸がフリーで取ったので2013年度で急に売上を上げているように見えますがそれなりです。

費用は、販管費が微減しています。研究開発費も一定量確保されていて、製薬業界っぽいですね。
在庫の比率は少し下がっています。事業がこのところ多角化しているようなので、製品在庫が減っているのは良いことです。
回転率は、在庫が減っているので棚卸資産回転率が向上しています。
債務の利息支払はかなり減っているようですね。2つ下の長期資金でも固定負債がかなり減っているのでそれに応じて利払いも軽減されているのでしょう。
短期資金は流動資産が減っていて、BSが縮んでいます。現預金で負債を返済したのかもしれませんね。短期負債も減らしていますので、流動比率当座比率とも下がってはいますが、まだまだ大丈夫な水準です。
大きく固定負債が減っています。固定比率も100%切ってきました。
配当性向が下がっています。これは如何なものか!

負債を減らしたことが財務レバレッジに如実に現れていますね。ROEが下がった要因もここだと思われますので、大きな不安要因ではないです。
営業キャッシュフローが大幅に下がっているのは問題です。また、負債返済の様子が財務キャッシュフローの大幅な増加に現れています。
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2015年2月21日土曜日

街角経済8 沙羅双樹の花の色を見てきた --投資は「盛者必衰の世界」であることをきちんと認識しようヽ(´ー`)ノ

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街角経済の第8回になります。家に引きこもってばかりいてはいけないということで、街に出て走りながら経済活動を見ていこうという企画です。
今回は、日暮里にある天王寺(谷中霊園の隣にある)に行ってきました。目的は、「沙羅双樹」という木があり、どうしても平家物語に心がいざなわれてしまったからです。
これから申し訳ないですが、数回にわたって平家物語のことを書きたいと思います。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず。ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。 
遠くの異朝をとぶらえば、普の趙高、漢の王莽、梁の周伊、唐の禄山、これらは皆、旧主先皇の政にも従はず、楽しみを極め、諫めをも思ひ入れず、天下の乱れんことを悟らずして、民間の愁ふるところを知らざつしかば、久しからずして、亡じにし者どもなり。 
近く本朝をうかがふに、承平の将門、天慶の純友、康和の義親、平治の信頼、これらはおごれる心もたけきことも、皆とりどりにこそありしかども、間近くは六波羅の入道前太政大臣平朝臣清盛公と申しし人のありさま、伝え承るこそ、心も詞も及ばれね。 

今回は、盛者必衰です。

私はかなり昔から平家物語が好きで、好きが高じて原文で読むに至りました。
平家物語はいかにも日本らしい文学で、敗者が主役になっています。しかも根底に流れてる盛者必衰という仏教的な教え。また、仔細に見ると、戦乱の中で運命を翻弄されながらも、しっかりと自分を見つめて生きていく平家の武者の姿が浮かび上がります。

それを踏まえて、平家物語のいいところ、人生に活かすべき教えを見出したいと思います。また、少しは投資に対する姿勢、スタンスも見出すことができますので、併せてそちらも書いていきましょう。

まずは今日のランニングの行程。
池袋から、丸ノ内線の上、春日通を走り都電荒川線の向原、新大塚を超えて行きます。
不忍通りにあたったら左へ。2ヶ月ぶりのランニングで、この時点でかなり死にそうで虫の息になっていましたが、あとはひたすら不忍通りを進みます。
じわじわと右にカーブをして道灌山下の交差点まで辿り着いたら、西日暮里駅に向かって左折します。ここまでくるのに、アップダウンが凄い。本当に東京は坂が多いです。
西日暮里駅に着いたら、右折。線路沿いに走っていきます。このへんは昔は花見のメッカで高台になっていますので、坂で死にそうになります。
で、やっと辿り着いた道灌山。室町時代の武将、太田道灌との関係もあるようです。下記の写真のように、虫の音を聞く風情のある場所だったようです。ちなみに今となりは山手線なので、風情はありません。高台からの眺めを撮りたかったのですが、いろいろ建物があっていい写真が取れませんでした。


ちょっと進むと、富士見坂。


かなりの勾配です。富士山がよく見えたようです。今でも見えるようです。
さて、いよいよ本日の目的地、天王寺。そして「沙羅双樹」。


本物の沙羅双樹はインドの木で暑いところでしか育たないようなので、日本では夏椿や白雲木のことを言っているようです。ここの沙羅双樹は白雲木らしいです。

さて、では本題の盛者必衰のはなし。
平家物語から教えられるのは、自分が有頂天になった時、その時はすでに自分の運命は下降線に入っていること。反対に、自分が苦境で藻掻いている時、その時はすでに新しい成功の道の入口を進みつつあり、頑張っていると急に視界が開けることがあることです。
不思議なもので、自分の思いとはシンクロしないんですね。

この世の中の道理というか真理は、かなり痛い目にあって経験しないと学べないことだと思います。平家物語を読んでおごってはいけない、威張ってはいけないと思っていても、心と裏腹にできてない毎日が続きます。
この経験を少しでも自分の中に取り入れて、進んでいけたらいいな、と思っています。

「中庸」という言葉があります。また、四書の一つでもあります。あまり偏らず、常に心を整えられるようになれたらいいですね。

投資においても、欲張らない心は非常に重要です。投資は経済活動の一つですが、結局、心を制御して、欲を廃する行為として捉えると非常にためになる修行となります。
無理をしないで、いろいろ考え、欲張らず進めていきたいと思っています。

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米国市場の平均PER --米国株はいま買いどきか?


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先日、米国株における「ダウの負け犬戦略」について書きました。今日はそもそも米国株に今投資をすべきかを、超長いスパンのデータを見える化して考えてみたいと思います。

シラー教授のサイト↓
http://aida.econ.yale.edu/~shiller/data.htm
には、1871年1月からの米国株式市場のデータがあります。毎月の膨大なデータですので使い勝手があります。

今回は、米国市場の平均PERを時系列で並べてみました。
青色が市場全体の平均PERですが、1800年台は15から20倍の間。その後、1929年の大暴落の前後で、30倍と異常に上がった後、5倍まで下がっています。市場全体のPERが5倍というのは極めて異常な事態で当時の阿鼻叫喚な状況が数字からも読み取れます。

ちなみに、PERは株価収益率などという名前の数字で、株価を一株利益で割って、現在の株価が何倍くらいなのかを表した比率です。簡単に言うと、この株価を今の利益水準で元を取ろうとすると何年かかるか、を表した数字でもあります。単利計算ですが。
ですので、このPERを逆数にしますと、単利ながら利回りと考えることができますので、PER30倍だと利回りは約3.3%、PER5倍だと利回り20%とも考えることができます。
一般的に(あくまでも一般的に)、PERを10倍を割ると割安株などと呼んだりもしますが、その業界全体が低迷していて、あまり人気がないときには業界全体が低PERになりますので、安易に絶対量だけで判断するのは危険な指標です。

さてさて、グラフに戻って、現在の米国株式のPERの水準は25倍を超えています。この数字が中長期的に見て高いか安いかわかりませんが、大暴落以前のようなピークやITバブル・ニューエコノミーの頃(1999年頃)のようなピークではありませんので、まあまあほどほどでしょう。

現状は、米国も欧州ももちろん日本も、世界的に金融緩和を継続した後ですから、市中のマネーはあふれている状況です。まあ、日本は金融緩和を絶賛継続中ですが。その上、原油は政治的に(米国のシェールオイルを干すため?)低い価格になっており、商品(金などのコモディティ投資)もいまいちです。
では、世界のお金はどこにいるのかというと、ここのところは、株式市場にお金が集まって、しかも強い米国の一人勝ちのような感じです。ですので、少し高めのPERが付いているのかもしれません。
もうちょっとすると米国株は調整局面に入るかもしれませんね。

まあ、そうは言いながら米国は実体経済も強く、長い目で見ると人口が増加するピラミッドを持っていますからGDPの成長も堅いです。

私は、それなりに調整したら米国の優良企業をじわじわと買っていく予定です。

追伸:
なお、2軸目はCPI、消費者物価指数を合わせてみました。特別なコメントはありませんが、CPIが急に上昇しているように見えますが、対数で見るとほぼ直線的です。やっぱり、資本主義下では経済の成長に伴って、物価はそれなりにきちんと上がっていきます。

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2015年2月17日火曜日

ダウの負け犬戦略(Dogs of the Dow) --単純な割に効果がある投資戦略の3つの前提


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皆さん、「ダウの負け犬戦略」という投資法はご存知でしょうか?
投資を全くされてない方は縁のないキーワードだと思いますが、割安株投資の方々の間では有名な投資戦略です。

まず、ダウとは何かですが、正式には「ダウ工業株30種平均」といって、ダウ・ジョーンズ社が提供する株価平均の一つです。非常に歴史ある指数で、wikipediaによると「本名称では1896年に農業、鉱工業、輸送などの12銘柄でスタート。1928年に、30銘柄となった。」とあり、90年近く前にはニューヨーク証券取引所で使われていたようです。

ちなみに、現在、選ばれている30社はこちら↓
私が持っているのは、ウォルト・ディズニー(DIS)とP&G(PG)とウォルマート(WMT)です。
  1. AXP American Express Co.アメリカン・エキスプレス 金融 1982年8月30日 NYSE
  2. BA Boeing Co.ボーイング 航空機 1987年3月12日 NYSE
  3. CAT Caterpillar Inc.キャタピラー 重機 1991年5月6日 NYSE
  4. CSCO Cisco Systems, Inc.シスコシステムズ 情報・通信業 2009年6月8日 NASDAQ
  5. CVX Chevron Corp.シェブロン 石油 2008年2月19日 NYSE
  6. DD E.I. du Pont de Nemours and Companyデュポン 化学 1935年11月20日 NYSE
  7. DIS The Walt Disney Co.ウォルト・ディズニー・カンパニー 娯楽・メディア 1991年5月6日 NYSE
  8. GE General Electric Co.ゼネラル・エレクトリック 総合電機・金融 1896年5月26日 NYSE
  9. GS Goldman Sachsゴールドマン・サックス 金融 2013年9月20日 NYSE
  10. HD The Home Depot Inc.ホームデポ 小売業 1999年11月1日 NYSE
  11. IBM International Business Machines Corp.アイ・ビー・エム コンピューター 1979年6月29日 NYSE
  12. INTC Intel Corp.インテル 半導体 1999年11月1日 NASDAQ
  13. JNJ Johnson & Johnson Inc.ジョンソン・エンド・ジョンソン 医薬品 1997年3月17日 NYSE
  14. JPM JPMorgan Chase and Co.JPモルガン・チェース 金融 1991年5月6日 NYSE
  15. KO The Coca-Cola Co.ザ コカ・コーラ カンパニー 飲料 1987年3月12日 NYSE
  16. MCD McDonald's Corp.マクドナルド 外食 1985年10月30日 NYSE
  17. MMM 3M Companyスリーエム 化学 1976年8月9日 NYSE
  18. MRK Merck & Co.メルク 医薬品 1979年6月29日 NYSE
  19. MSFT Microsoft Corp.マイクロソフト ソフトウェア 1999年11月1日 NASDAQ
  20. NKE Nike, Inc.ナイキ その他製品 2013年9月20日 NYSE
  21. PFE Pfizer Inc.ファイザー 医薬品 2004年4月8日 NYSE
  22. PG Procter & Gamble Co.プロクター・アンド・ギャンブル (P&G) 日用品 1932年5月26日 NYSE
  23. T AT&T Inc.エーティーアンドティー 通信 1999年11月1日 NYSE
  24. TRV The Travelers Companies,Inc.トラベラーズ 保険 2009年6月8日 NYSE
  25. UNH UnitedHealth Group Inc.ユナイテッド・ヘルス 保険 2012年9月21日 NYSE
  26. UTX United Technologies Corp.ユナイテッド・テクノロジーズ 航空宇宙・防衛 1939年3月14日 NYSE
  27. V Visaビザ その他金融 2013年9月20日 NYSE
  28. VZ Verizon Communications Inc.ベライゾン・コミュニケーションズ 通信 2004年4月8日 NYSE
  29. WMT Wal-Mart Stores Inc.ウォルマート・ストアーズ 小売業 1997年3月17日 NYSE
  30. XOM Exxon Mobil Corp.エクソンモービル 石油 1928年10月1日 NYSE

さて、ダウ工業株30種平均の話はここまでとして、この30社を使ってうまく儲かる戦略を考えたのが、「ダウの負け犬戦略」です。方法は以下の通り。
  • ダウ工業株30種平均を高配当銘柄で並べ直します。
  • その銘柄を、機械的に10社選びます。
  • その銘柄を、定期的に(例えば毎年)、入れ替えていきます。
この投資法が活きてくる環境や前提には次の3つのものがあると思います。
  1. ダウ工業株30種平均に選ばれる銘柄は、超優良銘柄である、と仮定する
  2. よって企業価値は高く、さらに維持される、もしくは増加する、と仮定する → 私のブログで言う「Fair Value」が高い
  3. 配当性向が維持される、と仮定する
以上の前提を持つと、「ダウの負け犬戦略」で選ばれた銘柄は、割安に放置されている銘柄であると考えることができると思います。実際この前提は成り立つと見て良いのでしょうか?
一つ目の超優良銘柄と言うのは、ダウ工業株30種平均に選ばれるくらいですからよっぽどいい会社であると考えて良いと思います。本業がしっかりしており、大きく崩れることがない、つまりリスクサイドもある程度限定できると考えてよいでしょう。
二つ目の企業価値が維持されるもしくは増加する点については、5倍とか10倍になるような成長株ではないにせよ、逆に半分になったまま帰ってこないということもないでしょう。企業価値が毀損されずしっかりと継続できれば、いつかは株価は戻ってきます。つまり一時は低迷して負け犬状態かもしれませんが、5年か10年待てる人は必ず報われる銘柄でしょう。
三つ目の配当性向が維持される件は、当然に安定した配当をしてきた会社なので30社に選ばれたのでしょう。ただ、一部Twitter社のように無配当の会社もありますので、配当の安定度は調べる必要があると思います。

現在の高配当ベスト10は、
T AT&T, Inc. 5.40%
VZ Verizon Communications Inc. 4.50%
CVX Chevron Corporation 3.80%
GE General Electric Company 3.70%
MCD McDonald's Corp.  3.60%
CAT Caterpillar Inc. 3.30%
PFE Pfizer Inc. 3.20%
MRK Merck & Co. Inc. 3.10%
PG The Procter & Gamble Company 3.00%
XOM Exxon Mobil Corporation 3.00%
となっています。

これらの負け犬銘柄を、定期的ではなく、全体的に株価が低迷している時に購入していけば、配当益と合わせて、当然にインデックス位は上回れるでしょうね。もし興味がある方は試してみてください。
また、NISA銘柄に迷っている方にも悪くない戦略かと思います。

2015年2月13日金曜日

The Walt Disney Company (DIS)2 銘柄紹介 --ウォルト・ディズニーの財務状況を見ておきましょう

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一つ前の記事でウォルト・ディズニーのオーナーになったことを書きました。
今回は、ウォルト・ディズニー The Walt Disney Company (DIS)の財務状況を見ておきましょう。

まず収益性ですが、粗利で45%、営業利益で20%くらいとなっています。まあまあの高収益です。利益率が成長していっているのがいいですね。

費用は、原価率がやや高いのが気になりますが、減少傾向です。


支払利息は0ドルになっています。不思議です。下記の通り固定負債はありますので。
非常に資本が必要な事業をやっているので、長期資金の調達は気になるところですが、長期固定適合率が100%を切っており、優秀です。
配当利回りは1.1%程度。まあまあです。


キャッシュフローは「+」「-」「-」です。投資が必要な事業ですから当然ですね。

全体的に悪くない財務状況です。さらに事業と行っても、テーマパークの事業もありますし、メディア事業もあります。事業の分散も良いので、リスクにも強そうですね。

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