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2016年8月9日火曜日

「20世紀最高の経済学者 ケインズ 投資の教訓」読了 --ケインズの経済学者としての苦悩と投資家として思考方法を学ぶことができる良書

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当書籍は、ケインズの表向きな顔を掘り下げながら、投機家→投資家としてケインズのもう一つの顔を明らかにしています。
ケインズは、偉大な経済学者であったにもかかわらず、実践を繰り返しながら財産を築いた偉大な投資家でもあります。

当書籍の章立ては、
第1章 投機家の誕生
第2章 経済的帰結
第3章 マクロ対ミクロ
第4章 相反するリスクを組み合わせたポートフォリオを作る
第5章 価値の誕生
第6章 アニマルスピリット 行動ファイナンス投資の誕生
第7章 ケインズのペット
第8章 ケインズの後継者たち
第9章 ケインズの投資術のカギ
となっています。

この書籍のサブタイトルは「20世紀最高の経済学者」と銘打っていますが、やはりスポットライトが当たっているのは「投資の教訓」というだけあって、投資家ケインズの身の処し方についてです。

ケインズの投資法は、まだ株式投資の「価値」と「価格」の関係が明らかになっていない頃の投機的状況から、ベンジャミン・グレアムやウォーレン・バフェットを生み出す土壌となった株式の価値を当投資へと激動した時代の変遷を経ています。

その中で、第7章のように、ケインズの持ち株(ケインズのペット)を明らかにしながら、ケインズの投資方法の変遷、人生の移り変わりを描いています。

そして最終的には、現在の経済学の主流になりつつある、行動経済学へ行き着いた心境、そしてその時代背景を明らかにしようとしています。

この中でも、印象的な言葉をピックアップします。

一つ目は、第7章のケインズのペットでの文です。

ケインズは投資について、以下の原則を強調しています。
「私は今、投資の成功は3つの原則にかかっていると考えています。」
  1. 少数の投資を(または少ない種類の投資対象を)慎重に選ぶ。その差異、今後数年を見越した実際の内在価値や潜在的な内在価値に比べて割安か、また他の投資対象との比較で割安かを考慮する。
  2. それらを大量に仕込み、おそらく数年間は何があっても断固保有し続ける。期待が達成されるか、買ったのが誤りだったとはっきりするまで売ってはならない。
  3. バランスの取れた投資ポジションを組む。個々のポジションは大きくしても、リスクは分散すること。可能なら相反するリスクを組み入れたい(例えば株式の中に一定量の金鉱株を組み入れる。相場全体が変動する時、逆方向に動く傾向があるからだ)。
二つ目は、「ケインズの投資術10か条
  1. 長い目で見れば、株式は債券に勝つ
  2. 投機は危険なゲームである
  3. 可能性と確実性を同一視しないこと
  4. 相反リスクでポートフォリオのバランスを整えよう
  5. バリュー投資せよ
  6. 配当は嘘つかない
  7. 美人コンテストに巻き込まれるな
  8. 長期投資を旨とせよ
  9. パッシブに投資せよ
  10. もっとシャンパンを飲もう!
この2つの言葉群は、ケインズがスペキュレーターから一度身を滅ぼして、インベスターに変遷していった最終着地点を表しています。そして、最終的にはバリュー投資家へと成長しました。

ケインズの切った張ったの投機の時代から、ベンジャミン・グレアムが生まれたように、より定量的で安全性を考慮したバリュー投資・割安株投資の手法が確立された頃でした。
この後は、ベンジャミン・グレアムの系譜を踏襲するウォーレン・バフェットが登場し、バリュー投資にも少し成長のエッセンスを加えた投資手法が確立されていきます。

これらの時代の変遷を鑑み、私たちはより合理的で、安全な投資法を常に勉強し、確立し、投資環境の変化に適応していかなければなりませんね。

この記事のまとめ:
  • 経済学者としてのケインズ以外の顔が分かる資料となっている良書
  • ケインズですら、投機からほぼ破産状態、そしてバリュー投資家へと成長した
  • 最終的なケインズの投資法は、ベンジャミン・グレアムやウォーレン・バフェットの投資法と共通点がある
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